コサージュ作り*ランのワイヤリングのお話
こんにちは。
ほんものの植物でつくるアクセサリー・プランツジュエリーのmicromです*
ぼちぼち続けているコサージュ講座、今月はランのなかま。
ランってちょっと高嶺の(高値の?)花というイメージで、
あんまり自宅用には買わない人も多いかもしれませんね。
ランは花びらがぶあつく、少々の乾燥にも耐えて丈夫なことから、
コサージュやヘアードの世界には、なくてはならない存在。
ウエディングのお花屋さんで働いていたときは、毎週のようにランのワイヤリングがありました。
よく使われる代表的なランといえば……
切花でもおなじみの 「デンファレ」 。
白はウエディングブーケにもよく使われます。国産のものは本当にキレイ。
「シンビジューム」 。こちらは冬のランです。
お歳暮などの鉢物でおなじみですね。
けっこう丈夫で毎年咲くので、育てている方も多いのでは?
ピンク、白、グリーン、オレンジ、チョコレート色などなど……色・品種が豊富で、選ぶのが楽しいです。
言わずと知れたランの王様 「コチョウラン」 。
花がぺったりと薄いので、ヘアードにとても使いやすい。
和装でも洋装でも、結婚式ではよく使われます。
ほかの花と比べるとランは花のつくりが特殊なので、ワイヤリングにもいろいろなテクニックがあります。
一番緊張するのはやっぱりコチョウラン。花びらが傷つきやすく、お値段も高めです。
ウエディングの花屋さんにいた頃は、いかに手早くミスなくワイヤリングをするか、集中力の求められる作業でした。
成人式のヘアードには、シンビジュームがおすすめ。
ちょうど旬の時期なので、品種が豊富です。
着物の色に合わせて華やかにもシックにもできるし、とても肉厚で丈夫。
一日着けていてもへたれることがありません。
一番手軽に手に入るのは、デンファレでしょうか。
輸入のものは値段も手頃で、季節を問わずお店に並んでいますよね。
よく見るのは濃いピンクと白の花ですが、じつは色々な品種があるんです。
もっとスポットがあたってもいいのに…と思う花のひとつです。
コサージュにするときは、一番きれいな一輪を選んでワイヤリング。
たくさんの花がついている茎から 「一輪」 を取り出すと、お花の美しさにハッとします。
まとまっている花姿の美しさと、一輪だけを見た美しさ。
どちらも綺麗なのですが、視点が変わるようで面白い瞬間です。
アレンジや生け花とはちょっと違う楽しみがふえるコサージュ作り。
やり方を覚えておくと、いつでも使えてとても重宝しますよ。
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