ドライフラワーになる花冠 【千日紅とユーカリの花冠】
カラフルな千日紅がベランダで咲いていますが、白一色の千日紅も好きです。
原っぱで作ったシロツメクサの花冠を彷彿とさせるからでしょうか。
こちらはウエディングアイテムとして制作した、白い千日紅とユーカリポポラスの花冠セット。
使う当日はもちろんフレッシュな、生の状態です。
ピアスもおそろいで。上品な淡水パールを合わせました。
花冠の歴史は古く、古代ギリシャ・ローマ時代にはすでにつくられていました。
当時は結婚式に限ったものではなく、神事に使われたり、贈りものとして使われていたようです。
古代の神々にはそれぞれシンボルとなる植物があり、
愛の女神であるアフロディーテに捧げられたのが「ミルテ(ギンバイカ)」だったことから
結婚に使われる花冠は「ミルテ(ギンバイカ)の枝」が使われるようになりました。
19世紀のウエディングドレス。
細かな白い花はミルテ(ギンバイカ)を模したものでしょうか。
最近はまたウエディングアイテムとして花冠が流行ですが
バラなどをふんだんに使った、ボリューミーなものが多いように思います。
それも豪華で素敵ですが、
小さな花をあつめた花冠もアンティークな趣があって良いものです。
千日紅とユーカリはどちらもドライになるので、
使用したあとは自然乾燥させればしばらく飾っておけますよ。