街で見かけるヒペリカムのなかまたち
プランツジュエリーで定番の赤い実・ヒペリカム。
私たちの身近にも、そのなかまたちがいます。梅雨時の今はちょうど花の時期。
都心でも、公園や街路樹の根元によく咲いているのを見かけます。
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キンシバイ H patulum
園芸品種の大輪キンシバイ”ヒドコート”
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ビヨウヤナギ H chinense
また、抗鬱剤としてハーブティなどで利用される『セントジョーンズワート』も、和名はセイヨウオトギリソウ。同じ仲間です。
お花屋さんで扱う「ヒペリカム」は
ヒペリカム・アンドロマエサム Hypericum androsaemum の園芸品種(だと思います・・)
主に実ものとして出回りますが、小さい黄色い花が残っていることもあります。
すべてオトギリソウ科・オトギリソウ属のなかま。
弟切草、というなんだか不吉な名前。
鷹匠兄弟の弟が、鷹の切傷を治す秘伝の薬草(オトギリソウ)の存在を口外してしまい、怒った兄に斬り殺されてしまったという平安時代の伝説が由来となっているそうです。
そのとき飛び散った血が葉や花びらにある黒い斑点になったと言われているとか。
この伝説のとおり、実際に鎮痛や止血の効能があり、漢方としても使われています。
秋葉原の中央通沿いにもありました!(おそらくキンシバイ)
お散歩ついでに探してみてくださいね。