広島・原爆の日に寄せて、カンナの花のこと。

こんにちは。プランツジュエリーのmicromです*

7月に行った広島旅行、最後のお話です。
市内では、原爆を受けた後も生き続ける「被爆樹」をめぐりました。
今も生き続ける被爆樹たち@広島市

今回の旅行で、もうひとつ心に残った植物は 「カンナ」。

平和記念資料館の本館、最後に飾られていた写真です。
OL056

原爆が投下された後、その年の秋に撮影された写真です。

もう草木も生えないのではないかと言われた広島市で、がれきの間から咲いたカンナの花。
カンナは球根植物とはいえ、原爆が投下されて数か月で復活するものなのでしょうか。すごい生命力…
写真は白黒でしたが、真っ赤な花が見えるような気がしました。

生き残った人たちは、この花をどんな気持ちで見たでしょう。
花を愛でる余裕なんてなかったでしょうが、植物の生命力に少なからず励まされたのではないのかな。

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市内を歩いていて、被災した小学校跡地が資料館になっているのを見つけました。
袋町小学校 平和資料館

袋町小学校は爆心地から460メートル。焼け残った数少ない建物でした。
たくさんの学生さんたちが一瞬で犠牲になりましたが、地下室があったため、奇跡的に3人の生存者がいたそうです。

被災後は救護所となり、けがをした人たちが大勢運ばれてくる拠点になりました。
家族や知人を探す人が書き残した連絡先や伝言が、今もそのまま壁に残っている貴重な資料館です。

この袋町小学校の入口にも、オレンジのカンナの花が。
r写真 2016-07-18 12 45 34

この日は快晴で本当に暑い日で、1945年8月6日もきっとこんな感じだったのだろうなと、カンナの花を見ながら思いました。夏に来てよかった。

後で調べたところによると、広島市などのいくつかの小学校では平和学習としてカンナを育てているそう。
焦土に咲くカンナの花の写真は、今を生きる人たちにもインパクトがありますものね。

カンナは暑さに強くて手がかからない球根植物なので、夏花壇の後ろの方によく植えられていて、原色の赤やオレンジの花と、やたら大きい姿がちょっと暑苦しい花だなあという印象くらいしか持っていませんでしたが(カンナよごめんね)、これからは違う思いで眺めることになりそうです。

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カンナ (Canna
ショウガ目カンナ科カンナ属 熱帯アメリカ原産
地下に根茎をつくる多年草。
カンナ科はショウガ目の中でも形態などが独特で、最も特殊化した科のひとつ。カンナ科はカンナ属1つで構成される「単型科」である。
日本には江戸時代前期に渡来。園芸では、春に球根を植え付けて夏~秋に花を楽しむ「春植え球根」として扱われている。

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71年目の、広島・原爆の日に。
カンナの花を見るたびに、あの日に消えたたくさんの命を思うことになりそうです。
それも植物の力ですね。

 

 

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