【植物図鑑】サガの実(ナンバンアカアズキ)

サガの実

東南アジア~中国南部に自生しているマメ科の樹木、サガの木。

硬く、鮮やかなツヤのある赤色の種子は、古くから多くの伝説とともに親しまれてきました。

 

100粒集めると幸運が訪れる

真っ赤なサガの実は「Love Seed」「Lucky Seed」とも呼ばれ、100粒集めると幸運が訪れると言われて親しまれています。

100粒集めると幸せになる、1000粒集めると願いが叶う、など、地域によっていろいろ言い伝えはあるようです。

こんな真っ赤な木の実が落ちていたら、思わず拾いたくなる気持ちもわかります…!

 

相思相愛のシンボル「相思樹」

中国では、昔からサガの木は相思相愛のシンボルと言い伝えられています。

「紅豆南国に生じ、春来たりなば幾枝を発す、君に願う多く採りて襭せよと、此物最も相思なり」という、王維(唐の時代の詩人で詩仙と呼ばれた)の詩の中にもあります。

木の下に落ちたサガの実を拾い集め、想いを寄せる人に贈ると、想いが叶うのだとか。

ツヤのある赤いサガの実は、「想いが通じる木の実」と言われても納得感がありますね。

 

重さを測る、均一な実

「サガ」という呼び名の由来は、アラビア語で金細工師を意味する言葉に通じます。

サガの実は重さが均一で、4粒が約1gになるため、かつては金の重さを測る分銅代わりに使われていたのだとか。

アクセサリーを作っていると、実際にはけっこう大きさにばらつきがあるように感じますが(笑)、樹木の種子の中では均一な方なのかもしれません。

 


 

サガはマメ科なので、木の実は莢(さや)に入っています。莢が茶色く乾燥してくると、くるんとはじけて赤い実が落ちるというわけ。

サガの実

莢入りのサガの実はこんな感じ。これだけでオブジェのようです。自然の造形は面白いですね。

 

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サガ(ナンバンアカアズキ)

Adenanthera pavonina
マメ科 アデナンセラ属

原産地:マレーシア、インド・東南中国、フィリピン、台湾など

 

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